こんばんは!つむゴです(^-^)
今日はですね、先月に完成しました フジプレコンさんの公式キャラクター、SEくんとトラフくんのLINEスタンプ制作秘話 をブログに書かせていただこうと思います。(あ、ブログに書かせていただくことは許可を頂いております(^-^))
今までイラスト関係のお仕事はいろいろさせて頂いているのですが、お仕事でも自作でも、LINEスタンプは今までなんと! 作っていませんでした(汗)。
なので今回お話を頂いた時は「イラストは描けるけど、その後がどうなるかちょっと心配だな。。」なんて思って、打ち合わせの時に「申請の時など、しどろもどろになるかも知れませんが、それでもよろしいでしょうか?(汗)」なんて、お聞きしたりもしました(*^^*)
では今回のブログは、どのようにスタンプを制作させて頂いたかを、書いてみますね!
途中、制作ソフトのイラストレーターの話が出てきます。
イラレを使ったことがない方はものすごくわかりにくい内容になっていると思います。すみません。
それでも興味があられる方は、ぜひ読んでみてくださいね(^-^)
元々存在していたキャラクターを使ってLINEスタンプに
今回お話を頂きましたフジプレコンさんは、コンクリート製品を作られている会社さんで、その製品をモチーフにした公式キャラクターのSEくんとトラフくんがあります。
そのキャラクターを活かし、もともと描き起こされていたイラストも入れて、それプラスいろんなポーズを描き足してLINEスタンプにする、ということで制作が始まりました。
予定しているのが40個のスタンプ。
まずはスタンプのアイデアを考える前に、そのスタンプを使ってもらう人を想像しました。
社員さん同士や上司との連絡にも使えるスタンプ、また、お得意様とも楽しんで使ってもらえるようなスタンプにしたい。
このキャラクターたちをよく知っているのは、やはりフジプレコンさんの社員の方々だと思って、まずは社員さん達が日常会話やコミュニケーションに使いやすいスタンプにしようと思い、日常的に使う「言葉」をキャラクターと一緒に入れることにしました。
なのでまずは、スタンプに入れたい言葉をたくさん書き出しました。
社員さんが楽しく使ってくださっていると、そこから広がって、お得意様や比較的コミュニケーションが取りやすいお客様とも楽しんでもらえたらいいなぁとも思い、言葉とスタンプのポーズをラフスケッチしながら描き出していきました。
スタンプの絵を描くのにとっても便利だった、本と本に書いてあったイラストレーターのフォーマット
以前ブログに書いたことがあったのですが、今回LINEスタンプを制作させて頂くにあたって、参考にさせて頂いた角田さんのブログと、そのブログで紹介されていました本があったのですが、これがものすごく役に立ちました!
まずはスタンプ制作途中につむゴが書いたブログがこちらです↓
『LINEスタンプを作ることになったので、参考にさせてもらったサイトと本をご紹介します』
このブログで書かせてもらった本(私はアマゾンで中古を購入しました。もう中古のしかないかも知れません。ポチッと押してもらうとアマゾンのその本のページに飛びます)に書かれていたイラストレーターのLINEスタンプ テンプレートが、ものすごく使いやすくて、イラストレーターで描くことが好きな私にとっては大助かりでした!
ではここで、実際に作った様子をブログに書いてみたいと思います。
お恥ずかしながら、アイデア出し&ラフ描きなどは、めちゃアナログです(*^^*)
必見!(笑)ラフ描きからデータ完成まで
まず、本に書いてあるサイトから、LINEスタンプ用に作られたイラストレーターのテンプレートをダウンロードします。
ダウンロードしたフォルダを開けると、これまた親切にいろんなイラレのバージョンのテンプレートが入っていました!
そのデータを開くとアートボードがこのようになっています↓
この小さな四角がスタンプひとつ入れるマス(アートボード)で、「これ以上はみ出したらだめよ〜」という余白も取ってくれています。四角は「メイン画像」「トークルームタブ画像」そして「スタンプ×40個」=合計42個作ってあります。
つむゴの場合、最初からこのアートボードに直接描いて行くのではなく、
- 鉛筆描きした超ラフの中から、スタンプにしようと思ったイラストをペンで輪郭だけ書き込んで際立たせておきます。
- それをスキャンし、ひとつずつの画像で「下絵」として用意します。
(※下絵とは、イラレで上から描いて行く時の元となる画像のことです。) - 元々完成しているキャラクターのデータを、それぞれバランスを見ながらマスにレイアウトしていきます。
- 超ラフをペンでふちどり、スキャンした画像データを、これまたそれぞれバランスを見ながらレイアウトしていきます。
- スタンプの元となるイラスト(ラフ含む)がレイアウトされた状態でスクリーンショットし、一旦全体を出力(プリントアウト)。全体的なバランスをみてみます。
- その上からトレペを使って(超アナログ〜(*^^*))イラスト1つ1つに「言葉」を手書きで足していきます。この時、書き出していた「言葉」を実際に重ねて書いてみて感じをみてみます。はじめは鉛筆で書いてみて、上からペンで濃く書いてみたりします。
- ラフができた段階で、一度チェックしていただきました。OKを頂いたら本格的にイラストレーターで描き起こしていきます。
と、こんな感じでコテコテなやり方でやっていました(*^^*) アイデア出しやラフはいまだにペンや鉛筆で書いています(*^^*) その方がやりやすいんだもの(*^^*)
デジタルに描き起こす時は、ラフそのままではなく調整しながら完成させて行きます(^-^)
で、出来上がったイラストレーターデータがこちら↓
で、なぜこのマスが便利なのかと言いますと、スタンプひとつの大きさには決まりがあります。横370ピクセル×縦320ピクセル内で作らないといけないのですが、このマスはすでにそのサイズに作ってくれていて、さらには、スタンプ画像の他にも「メイン画像」「トークルームタブ画像」というものも必要でして、そのマスも一緒に作ってくれてあります。
さらには、イラストレーターには元々データを画像に書き出せる機能があるのですが、このフォーマットが入っているフォルダ内には、42個の画像を一気に画像へと書き出してくれる「スクリプト」まで入っています。
画像の書き出し方は簡単!ちょっと説明してみてもいいですか?(*^^*)
- スタンプの内容が出来上がったら、画像(PNG形式)に書き出してみます。
- (テンプレートが入ったフォルダがある場所を確認しておいてね)まず、
1、ファイル→ 2、スクリプト→ 3、その他のスクリプト を選び、
テンプレートが入っているフォルダを開ける→「Script」のフォルダを開く、
フォルダの中にひとつ入っている「publish・・・」を選んで「開く」を押すと
- どこのフォルダにスタンプを書き出すか聞いてくれるので、フォルダを作ってない場合は、
「新規フォルダ」をクリック。すると名前を入力するウィンドウが出るので、
- 名前を入れます。(これはブログ用にやってるので「テスト」と入れてます。本番はご自分がわかりやすい名前を入れてくださいね。)
名前の入力が終わったら「作成」をクリック。
- するとさっき作ったフォルダを開いて中を見てる状態になるので、
「開く」をクリックすると画像をかき出してくれます。
- しばらく待ってると(PCのスペックやスタンプの内容にもよると思いますが、待ち時間は数十秒くらいかな?)書き出しが終わります。が、「書き出し終わったよ〜!」とは教えてくれないので、なんとなく終わったかな〜?と思ったらフォルダを見てみます(笑)
まとめ
作ってみようと思いながら、作ってなかったLINEスタンプ。
最初は大丈夫かなぁと思いながらも、なんとか完成することができました(*^^*)
スタンプを制作する上で、ガイドラインっていうのがありますので、例えばNGな表現で作られたスタンプは申請してもイジェクトされてしまいますし、サイズが間違っていてもイジェクトされます。そんなガイドラインの詳しい内容はこちらから見てみてくださいね。
クリエイターズスタンプが出始めた時からいろいろ変わっているみたいで、スタンプの数も、8個、16個、24個、32個、40個とあるみたいだし、今ではスマホでも作れるアプリがあるみたいです。このブログで紹介してみようかな?と思ってちょこちょこ調べてたんですが、あんまり評価がよくないものだったりしたので、やめときました(*^^*)
今度はつむゴオリジナルのスタンプも作ってみたいですね(^-^) 動くスタンプ、やってみたいな♪
今日は、フジプレコンさんのオリジナルキャラクターLINEスタンプ、SEくんとトラフくんの制作秘話でした!次は「スタンプ申請編」を書いてみたいと思います。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!つむゴでした(^-^)
ちなみに、フジプレコンさんのSEくんとトラフくんのスタンプに興味を持ってくださった方は、LINEアプリのスタンプショップで『フジプレコン』と検索してみてください。そして、「クリエイターズ」の文字をタップしてもらうとSEくんとトラフくんのスタンプが表示されます(^-^) 松林親分(常務さん)のレアスタンプも入っていますので、よかったら使ってみてくださいね♪(*^▽^*)/

つむゴ(津村雅子)
